Host: 普通、ソフトウェアを広めようとすると、営業チームを雇って地域ごとにノルマを割り振るのが定石ですよね。でも、myOrbitはそのやり方をあえて選ばなかったんです。

Listener: 言われてみれば、SaaSとかIT系の会社ってどこも営業部隊を抱えていますよね。お金がかかるからやめた、というわけじゃないんですか？

Host: コストの問題ではないんです。解こうとしている問題に対して、道具の形が根本から違うんですね。問題は「どう到達するか」ではなくて、「信頼」なんです。

Listener: 到達ではなく信頼、ですか？

Host: 地元の小さなお店や会社がAIを導入するときって、ネット広告を見たから導入するわけじゃないですよね。よく知っている誰かがカウンターに座って、自分の仕事がどう変わるか本物を見せてくれて、しかも翌月になにか困ったときも、まだその町にいてくれる。そういう人がいるから導入を決めるんです。

Listener: 確かに、遠くの大企業からスーツを着た営業マンが突然やってきて説明されても、契約が終わったらすぐいなくなるんだろうなって身構えちゃいます。

Host: そうなんです。営業担当者には「足を運んで届ける力」はあっても、決め手になる「信頼の顔」にはなれません。先週コーヒーを買いに来てくれた人とか、子どもが同じ学校に通っている人とか。そういう人たちって、オフィスから採用して派遣できるものじゃないんですよね。すでにその街にいるんです。

Listener: なるほど。だから営業部隊を雇う代わりに、地元の人たちにパートナーとして扉を開いたわけですね。でも、具体的にはパートナーって何をする仕事なんですか？

Host: 仕事は大きく三つあります。単なる報酬プランではなくて、きちんとした「仕事」として設計されているのがポイントです。一つ目が「紹介する」こと。

Listener: 紹介というと、知り合いを連れてくるようなイメージですか？

Host: ただ名前を挙げるだけじゃありません。経営者と直接向き合って、一般的なAIのスライドを見せるのではなく、その人自身の実際の商売が画面上で動くところを見せます。どの店が今AIを受け入れる準備ができているかを見極めて、疑問に一つひとつ答えていく。ちゃんとした実務なんです。

Listener: その人のビジネスに合わせた実践を見せるわけですね。二つ目は何でしょう？

Host: 二つ目が「支える」ことです。契約したあとも、その場に残り続ける仕事ですね。使い方がわからなくなったり、もっと便利な機能を知りたくなったりしたときに、地元のサポート役として顔を出す。ほとんどの営業組織には存在しない仕事ですが、これが紹介の価値を決定づけます。

Listener: 契約をとって終わりではなくて、残って支え続けることに対しても報酬が支払われるんですね。それは利用する側もすごく安心です。では三つ目は？

Host: 三つ目は「育てる」仕事です。新しく参加したパートナーに、実演のやり方を教えたり、同じ質問に何度も付き合ったりして伴走します。そしてここが一番大事なんですが、誰かを登録させたこと自体に対してお金が支払われることは絶対にありません。

Listener: あ、人を勧誘したことに対するキックバックみたいなものはない、と。

Host: 一切ありません。自分が教えた人が、その後実際にビジネスをサポートして成果を出したときに初めて、ゆっくり正直に支払われます。人が増えることではなく、地域のビジネスが良くなる方向にしかプログラムが成長しない設計になっているんです。

Listener: 仕組みとして健全ですね。でも、これってどんな人がパートナーになれるんですか？ITの専門知識がないと難しそうですが……

Host: 技術の知識は必要ありません。使うのは誰もが使っている普通のアプリだけで、特別なダッシュボードや認定資格もないんです。大切なのは、すでにその地域で生活していること。事務員さん、塾の先生、クリエイター、学生、子育て中の方など、普段から誰かに説明したり、街の人と顔なじみだったりする生活そのものが資格になります。

Listener: 自分の今の生活の延長でできるんですね。逆に、注意すべき点や「これは違う」という部分はありますか？

Host: 誤解されやすいですが、これは雇用ではありません。給与やシフトはなく、独立したパートナー契約です。また、エリアの買い取りや初期キットの購入が必要なフランチャイズでもありません。参加費もゼロです。そして「月々これだけ稼げます」といった架空の収入の約束もしていません。

Listener: 甘い宣伝文句で人を集めるのではなく、地道に人とお店に向き合う仕組みなんですね。

Host: まさにそうです。必要なのは、契約を一度取って去ることではなく、現れ続ける姿勢です。具体的な契約の内容や始め方の手順は公開ノートに詳しくまとまっているので、興味がある方はまずそちらを読んでみてください。あとは、二軒先のあのお店に見せに行く二十分があるかどうか、ですね。